|
【本格焼酎の造り方】の中で出てきました「麹菌」にはいくつかの種類があります。
日本人に一番身近な麹菌は「黄麹菌」と呼ばれる種類で、この黄麹菌は清酒や醤油・味噌を作るときに使われるものです。
焼酎の製造では主に2種類の麹菌が使われています。
まず1つ目は「黒麹菌(泡盛菌)」です。明治時代末期まで沖縄以外では焼酎の仕込みに黄麹菌を使っていました。しかし、黒麹菌の方が黄麹菌よりもみかんの酸味であるクエン酸をたくさん作り出してくれます。このクエン酸が醪の中の雑菌を殺し(但し、酵母はこのクエン酸は酸に強いので死にません)、腐敗防止と香りを良くしてくれるという利点から、本土でも黒麹菌を使用するようになりました。最近は特に黒麹菌を使用し、独特の風味を持った差別化商品も造られるようになりました。
2つ目は白麹菌」です。これは黒麹菌を培養中に偶然発見された突然変異の菌です。現在沖縄を除く焼酎の産地では、この白麹菌が主に使われています。その理由は、黒麹菌の胞子が黒く作業中に身体や衣服が汚れるので、白麹菌の使用が広がって行きました。
|